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Sunday, November 16, 2014

マイカの使い道

11月11日(火)&16日(日)のアンデリーズさんの石けん講座に参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。お酒になる植物、今月のテーマはリンゴでした。アップルサイダー(りんごのストレート果汁)やカルバドス(りんごのブランデー)を使って石けんやスクラブを作りましたが、味見をしたみなさんが「おいしい!」と言っていたのが印象的でした。
お酒になる植物を使うというメインテーマとは別に、講座が単調にならないようにサブテーマを自分の中で設けて毎回準備をしています。今回のサブテーマはマイカの使い道を紹介することでした。マイカは雲母のことで、もともとグリセリン石けんの色づけとして使われていました。雲母自体は白っぽくキラキラしていますが、そこにさまざまな色材を混ぜ合わせたものが、カラーマイカとして売られています。マイカはコールドプロセスの生地に混ぜ込んで使うと、色材の性質によって色が残るものもあれば、全く消えてしまうものもあります。
最近は、マイカスワールといってコールドプロセスの石けん生地の表面に模様づけする方法が人気があります。好みの色のマイカとオイル(オリーブオイルなど液状のもの)を1:2で合わせてマイカオイルを作り、型入れ直後のコールドプロセス石けんの上にポタポタと垂らします。あとは割り箸でスワールを描けばマイカスワールのできあがりです。マイカがオイルでコーティングされているため、生地に混ぜ込むよりもしっかりと色が残ります。時間がたつとオイルが生地にしみ込んでマイカの部分だけが凹んで見えるので、少し立体感のある美しいスワールになるのが特徴です。私のPinterestのアカウントにマイカスワールのボードがありますので、よかったら参考にご覧ください。

http://www.pinterest.com/taosoap/mica-swirl/

その他のマイカの使い道としては、マイカを使ってスタンプを押したり、丸めた石けんにマイカをまぶす方法を紹介しました。

マイカのスタンプ(左)マイカのボール(右)
マイカのスタンプは、カットしたばかりの石けんがおすすめです。表面がやわらかく、スタンプを押すと凹むくらいの方がしっかりと絵柄が残ります。スタンプにマイカの粉をつけ、余計な粉をはたいたら石けんの上に載せ、ゆっくりとスタンプを押します。真上からぎゅうっと全体に力をかけると模様がつぶれやすいので、スタンプの下から入り、上に力を移していくときれいに押すことができます。うまく文字で説明できませんが、歩くときにかかとから地面について、徐々につま先に体重がかかり、かかとが浮いて、最後につま先が浮く感じをイメージするとわかりやすいでしょうか。あとは練習あるのみ!コツをつかむまで何度か試してみるのがおすすめです。
マイカのボールもやわらかい石けんを使います。好みの大きさにカットしたら、手でまるめて、マイカをまぶします。小さなボウルやジップ袋などにマイカを小さじ1くらい入れて、丸めた石けんを入れてまぶすときれいにつきます。余計な粉を取ったらできあがりです。コンフェの1種ですが、石けん生地の上に載せるとキラキラしてきれいですよ。

マイカがあまって使い道がわからないという方はぜひいろいろお試しくださいね。

マイカスワールやマイカのボールを講座で習いたい!という方は12月12日のHanoenさんのボタニカルソープの講座までお問い合わせください。とても簡単で石けんを美しく飾ることができますよ。

12月のアンデリーズさんの石けん講座はお米をテーマに酒粕や日本酒を使います。サブテーマはなんでしょう?どうぞお楽しみに!